Now you know why i,m calld dirty harry. | 素人映画祭@ホラーバカ

Now you know why i,m calld dirty harry.

いやはや、昨日はバットマンリターンズにするといいつつ、

今日ダーティハリーを見てしまったんでダーティハリーです。


今日、仕事から帰ってきてバットマン見るために

DVDを本棚から漁っていたら

"カッコーの巣の上で"と"ダーティハリー"を発掘、


バットマンそっちのけでどっち見ようか悩んだ挙句、

ダーティハリーにしました。


この映画1971年の作品なんですでに33年たってるんですね。

33年たっても色あせずなかなか面白いハードボイルド刑事アクション。

まだ若々しいクリント・イーストウッドが映像の中で暴れてます。


まぁ映画好きならこの映画は既にご覧になってると思いますが、

久々に見たんでちょっと感想を、


この映画を最初に見たのは確か、中学生ぐらいの頃、

某国営放送でクリント特集か何かをやっててそのときに見た覚えあり。


この映画、異常者が金を得るために無差別殺人を起こし

一匹狼の刑事ハリー・キャラハンと対峙するという

型的な刑事物である。

この映画のもっとも有名なシーンはやはり銀行強盗の車の前で

仁王立ちし44マグで車を止めるシーンだろう。

このシーンはダーティハリーに影響を受けた日本の刑事ドラマで

結構出てくるので一度は見たことがある人もいるはず。


この映画で自分の中で最も印象的なのは少女を監禁した犯人を

競技場に追い込んで少女の居場所を聞き出そうとするも

なかなか言わないため怒り狂ったハリーが犯人の足に発砲。

そしてその足を踏みつけ逮捕し居場所を吐かせるも

既に少女は死亡しており、さらに強姦までされていた。

そして逮捕された犯人は、ハリーが令状を取っておらず

人権侵害、拷問行為、さらにミランダ権という

アメリカ特有の逮捕する前に容疑者に権利を読み上げる行為を

行わなかったため押収した証拠も無効、

証拠不十分に違法逮捕と言うことで釈放されてしまう。

見ているものにとっては大変腹立たしいシーンだが

製作側のアメリカの憲法制度への不満と

ハリーのアウトローさが象徴されていて結構重要なシーンなのだ。

まぁそれで自分の中で印象深いんですが。


この映画、黒人学校という表現やスクールバスの中に

黒人がいないなどまだこの時代に人種差別が

残っているということも見て取れるので

未見の方は是非とも一度ご覧あれ。