リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(オリジナルのコーマン版) | 素人映画祭@ホラーバカ

リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(オリジナルのコーマン版)

さてさて、クリスマスイブって奴ですよ!


みんな気をつけろ!サンタが斧持って殺しにくるぞ!


サンタの服が赤いのは返り血がべっとりと付いてるからなんだ!


などと下らない冗談を飛ばしつつ早速行こうかと


さて、今回紹介するリトル・ショップ・オブ・ホラーズ


何ですが超B級にして一応ホラーでもありコメディでもありなんで


どのテーマにするか悩んだんですが一応ホラーマニアということで(笑


この作品、前々から観たいと思ってたんですが近所のツタヤには


ミュージカルになったリメイク版のVHSしか置いてなく


リメイクよりオリジナルの方が狂ってて面白いという話を聞いてたんで


リメイク版観ずにオリジナル観たいと思ってたら


何故かツタヤがIVC のクラシックシリーズを大量に入荷してくれまして


その中にリトル・ショップ・オブ・ホラーズがあったんで


即座に借りてみたんですが


や、安い、そして面白い、恐るべしロジャー・コーマン


色々と調べてて解ったんですがこのリトル・ショップ・オブ・ホラーズは


血のバケツという作品を撮影して、この作品のセットを一部改造して


リトル・ショップ・オブ・ホラーズを撮影したそうな


因みに血のバケツは約5日で撮影し、


リトル・ショップ・オブ・ホラーズは約2日、


血のバケツの予算が5万ドル、リトルの予算が3万ドル


たった1週間と8万ドルの予算で2本の作品を撮ってしまうとは


ロジャーコーマン恐るべし、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、


そもそもロジャー・コーマンって人は1本のフィルムを


継ぎ接ぎした上にちょっとだけ追撮して2本の映画にしたり


すっごい安い給料で無名時代のハリウッドスター使ってたりなどなど


とにかく予算にシビアで安く仕上げていかに収益を上げるか


ということを追求してるどケチな人なんですよ(笑

まぁコーマンの話はさて置き


このリトル・ショップ・オブ・ホラーズは冒頭から安い、、、


大体なんで冒頭に出てくる町の風景が手書きなんだ、、、、、、、


デスレース2000も冒頭のシーンとかも手書きだったな、、、、、、、、、、、


で、リトルショップは撮影してる場所ほぼ同じだしなぁ


予算切り詰めるにも程があるだろうにコーマンさん、、、


さて、この作品のあらすじなんですが、


小さな花屋で働くシーモアは仕事でヘマばかりやってしまい


首になりそうになってしまう。


シーモアはオーナーに"珍種の花を店のために育ててる"と


説得するもオーナーは首にしようとする。


そこへ世界中を旅して回ったという花を食べる不思議な男が現れ


珍種の花が置いてある店は大抵繁盛するとオーナーに話し


珍種の花が無事に成長したら首は取り消しという事になる。


しかしながらこの珍種の花オードリージュニアは人食い花だったのだ、、、、


さてさて、この映画何が楽しいかって登場人物がみな変人。


花屋の常連客のばぁさんは毎日親類が死んでるし


ふらっと現れた紳士風の男は花を主食としてるし

花屋の得意先の歯医者はサディストだし


オードリーを見に立ち寄った女子大生二人は


花屋にいるのに花屋に行かなくちゃとか行ってるし。


歯医者にやってきた葬儀屋の青年は麻酔無しで


歯を抜いてくれとかドリルで削ってくれなんて言うマゾだし


失踪者事件を捜査してる刑事2人は何かずれてておかしいし。


シーモアの母親は常に自分が病気だと思ってて


料理に色々な薬を混ぜた上に水として咳止めシロップ飲んでるし。


シーモア憧れの女性オードリーは何か意味の解らん事言ったり


タイミングがずれてるし。


この映画でまともなのは花屋のオーナーぐらいか、


いや、オーナーも店に強盗が入った時に


ガラス張りの冷温ケースに花持って隠れて


殺さないで老人なんですとか言ってるからかなりのアホである。


とにかくB級好きにはたまらないリトル・ショップ・オブ・ホラーズ


一度見ると病み付きになりますよ(笑


アイ・ヴィー・シー
リトル・ショップ・オブ・ホラーズ/ディメンシャ13